活動報告 CHANGE KUJI vol.2 PDFファイル
2024 年2 月号
久慈市 市議会議員 岩城りょうの活動報告
久慈市議会議員の岩城りょうです。日頃より、活動にご理解ご協力をいただきありがとうございます。
今回の『CHANGE KUJI Vol.02 ~活動報告~』では、令和5 年12 月定例会議での議決案件や一般質問の概
要、日頃の活動の一部などについてお知らせいたします。ぜひ、ご覧ください!
12月定例会議での主な議決内容
詳細は、かだってタイムズ№78をご覧ください!
■一般会計補正予算「7億2747 万4千円」を可決
灯油・電気等の価格高騰の影響を受けている子育て世代、低所得世帯を支援するための給付金などの補正予算が可決されました。
■条例の一部改正が行われました
宇部・侍浜・山根支所を廃止(令和6年4月1日施行)し、これまでの業務を市役所及び市民センターで行おうとするものや、国民健康保険税について、産前産後の一定期間、出産被保険者の保険税減額措置及びその届出を定めるものについてなどが可決されました。
■久慈市施設の指定管理の委託
久慈市民体育館や公園、温水プールほか、指定管理者指定の議案が可決されました。
いただいたお声の一部をご紹介いたします
マクドナルドがほしい‼
独自アンケート調査では、ほしい172 人、いらない9 人であり、「95%」の方がほしいという回答でした。
マクドナルドの営業再開について、市から正式な回答をいただきました。「東日本大震災で被災して撤退したマクドナルドの営業再開について、市民から営業再開を望む声が多く、平成26 年に日本マクドナルド( 株) と面談したが、マクドナルドの出店基準に沿わないため、久慈市での営業再開する計画はないとの回答があった。
具体的には、久慈店の出店当時の店舗開発費(投資費用)から比べて、被災後の開発費が大幅に高騰し、市場規模と照らし合わせて売り上げを確保できないと判断したとのことであり、このことについて、市としては、事業者の経営戦略によるものと承知している。」とのことでした。
物価高騰は私たちではなんともできませんが、市場規模の拡大については、久慈市を成長させていくことで解決できます。
活動の一部をご紹介いたします
市民の方から、歩道上の腐食した鉄板が危険(写真左)で、万が一、落下するようなことがあれば大きな事故につながるとの相談を受けたので、現地を確認し、道路管理者である岩手県に対し、対応を要望しました。
岩手県からも現地を確認いただき、早急な対応(写真右)をいただいたおかげで、歩道を利用する方々の安心安全を確保できました。
市民の方から、長内小学校前の市道のサイドラインの薄れへの対応についてご意見をいただきました。
この路線は、一般歩行者に加え多くの小学生が通学します。サイドラインが鮮明になることで、運転者への注意喚起になり、事故の抑制につながることから、道路管理者である久慈市に対し、今後の対応を要望しました。
令和5年12月定例会議
会派代表質問に関連して、2項目について質問をしたので、その概要をご報告いたします。
行財政改革について ❶
これまでの取組を踏まえた今後の課題をどのように分析しているか問う。
これまで「市政改革プログラム」や「市政刷新アクションプラン」の推進により、行財政改革に取り組んできたところであり、現在は、市政が抱え
る行財政課題について、部長級以上職員で構成する市政戦略会議において協議を行っている。
今後の課題としては、昨今の物価の高騰や人口減少の影響などにより、当市の行財政運営はますます厳しさを増している状況にあり、市民ニーズが今後ますます多様化、細分化していくことが想定される中、限られた財源と人材により、いかに将来にわたって質の高い公共サービスの提供を行っていくかが重要であると捉えている。
久慈市を将来に向かって発展させていくためには、市民生活の満足度を高め、活気を生み出し、更に人や雇用を呼び込むことにより、まちの成長と税収の増加を図り、多様な施策を展開し、満足度が高まっていくという好循環をつくることが必要である。
実現していくためには、市民生活の質の向上とまちの成長にとって、より必要性が高い施策事業に重点化を図りながら、今の時代に合わなくなったものや優先度が低いものを見直すなど、徹底した行財政改革によって必要な財源を確保し、選択と集中による行財政運営が求められる。これから10年が市民が久慈の未来を諦めることなくいられる最後のチャンスである。久慈市の実情と今後の行財政改革の方向性を示し、久慈市全体における共通認識のもとに歩みを進めていくべきと思うがどうか。
認識はまったく同じである。
市民からは、市政に対する要望が多くあり、複雑多様化している。介護の問題、子育ての問題、所得の問題、教育における情報化の進展による問題などがある。
これからは公共施設の維持管理、道路、橋梁、トンネルを含めた社会資本の更新などが必要であるが、このような状況にあっても、久慈市を存続させていくためには、収入をしっかり確保していく必要がある。これと同時に、規模縮小や統廃合もしっかりと進めていかなければ財政が持たなくなると認識をしている。
また、財源を増やしていくためには、経済が元気に回る必要がある。現在、久慈沖の浮体式洋上風力発電事業の取り組みを進める中で、市税収入の増加を目指していきたい。
そして、やはり若者が住み着く、子どもたちの声が聞こえるまちでなければいけないので、子育て施策についてもしっかりと取り組んでいきたい。課題は多いが、全国市長会とも連携をしながら進めていく。基本的には、国において国民が安心して暮らせ、若い人たちが家庭を持って、夢と希望を持てる国を創っていくことが必要と感じている。
久慈市としては、国にも要望しながら、できるところから頑張っていかなければならない。更に厳しくなる行財政運営において、しっかりと見直すところは見直していくことが必要だと考えている。
行財政改革について ❷
基本方針を作成し、取組を進めていくべきと思うがどうか。
現在は、市政戦略会議において公共施設の廃止や指定管理者制度の導入などについて協議を行っているところであり、加えて、久慈市総合計画後期基本計画登載事業のローリングを毎年度実施し、個別事業の効果や必要性などについて検証、見直しを図っている。今後も、限られた財源を最大限有効活用し、効果的で効率的な行財政運営を行えるよう、現在の取組を継続してまいりたい。
市民生活に必要な行政サービスの確保と、久慈市の成長を実現するために必要な財源を確保するとともに、社会経済情勢や市民ニーズに的確かつ迅速に対応するために、これまでの行政運営の仕組みや発想、手法を抜本的に見直していくことが求められると考える。
行政運営の仕組みや手法の見直し、財政健全化の取組みを示す「行財政改革プラン」を策定し、相互の連動により、将来にわたり持続可能な市政運営に取り組み、市民の納得と共感を得ながら、「市民が住み続けたいまち」の実現を目指すべきと考える。
基本方針の作成が叶わずとも、市民に取組を示し、見える化をして、納得と共感を得ていく取組をぜひ、早い時期に実現へと向けて取り組んでいただきたいが、考えを伺う。
現段階では、市政戦略会議のなかで、行財政改革、部長マニフェスト、総合計画の行政評価実施計画案、職員提案を実施しているが、必要な部分については、今後も庁内、部内で意見交換をしていく。
そのなかで、新たなアイデアも出てくる可能性も高いので、検討を重ねながら、市民のみなさんにお示しできるような部分についても考えていきたい。
土木行政について
市道二子小袖沢線の整備状況及び今後の見通しを示せ。
当該路線は、災害時において沿岸部を横断する県道野田長内線の代替路線として重要な路線であると認識しているところであり、これまで継続的に整備に取り組んできた。現在、舘石地区側から約700メートルの区間について改良整備を進めており、今年度までに約450メートルの改良が完了し、残り約250メートルについても早期に完了できるよう努めていく。
また、平沢地区までの約4000メートルの未改良区間については、多額の事業費を要することから、津波避難対策緊急事業等の有利な財源での事業実施の可能性について検討していく。
路線全体の整備完了時期の見通しや財源の検討状況などについて、市民に公開し、共通認識のもと一緒になって整備を進めていくことが必要と考えるが、市の情報発信のあり方として市民にしっかりと情報が伝わっているのか、伝わっていないのであれば、どのようにして伝えていくのかについて考えを伺う。
市民への具体的な情報発信は行っていない。まずは、有利な財源を見つけながら、早期整備を目指したい。また、市民の意見を踏まえながら、より効果的な事業となるよう取り組んでいきたい。
部分的にであってもすれ違いのできる整備は必要不可欠である。日本海溝千島海溝対策においての避難路であれば3分の2の補助という話もでてきており、協議の余地はある。国交省と内閣府に計画を提出し、協議をしていきたい。