活動報告 CHANGE KUJI vol.6

活動報告 CHANGE KUJI vol.6 PDFファイル

2025 年 1 月号
久慈市 市議会議員 岩城りょうの活動報告

 久慈市議会議員の岩城りょうです。日頃より、活動にご理解ご協力をいただきありがとうございます。
 今回の『CHANGE KUJI Vol.06』では、視察研修の報告や日々の活動、令和6年12 月議会での一般質問についてお知らせいたします。ぜひ、ご覧ください‼

市庁舎整備に向けた総務委員会行政視察のご報告

市庁舎整備に向けた提言をとりまとめるため、和歌山県御坊市、田辺市に続き、陸前高田市と宮城県亘理町を視察しました。両自治体は東日本大震災からの復旧復興を経た整備であり、その取り組みの困難さが伺えました。
 久慈市においても、大雨災害や地震津波を踏まえ、市民の合意形成を図りながら議論を加速させる必要があります。今後も市民が求める市庁舎の在り方について学びを深めていきます。

▼個人的に考えるキーワード▼
アクセス性と手続きの利便性、公共施設の機能集約、中心市街地との連携、全世代交流拠点、庁舎への民間活力の導入、庁舎利活用による歳入確保、防災拠点、地球環境への配慮

会派合同行政視察のご報告

地域資源活用と経済の活性化について学びました!

むかわ町を視察し、「恐竜化石を活かしたまちづくり」の取り組みについて学びました。むかわ町では、恐竜ワールド構想を進め、町全体で地方創生に取り組んでおり、2026 年春には北海道初の恐竜博物館が開業予定です。このように、地域資源を活かす取り組みが町の成長に大きく貢献していることを実感しました。
 一方、久慈市でも過去の発掘調査から、ティラノサウルス類やカメ類など、2,300 点を超える脊椎動物の化石が発見されています。特にも、平成30 年にはティラノサウルス類の歯化石が見つかり、これらを活かした「太古ロマンのまちづくり推進事業」が進められています。化石や琥珀を地域資源として、地元愛を育み、交流人口を増やしながら、同時に産業振興を進めるため、引き続き、久慈市の魅力を地域内外に力強く発信していくための施策を検討していきます。

 帯広市では、空きビル再開発や起業家支援を通じた中心市街地活性化が進んでおり、久慈市でも駅前エリアを活性化させるため、民間と行政が連携して第3期計画を策定する必要性を感じました。駅前から商店街、土風館までを一体的に活かし、人の流れと交流を生み出すことで、にぎわいを創出し、経済を活性化させたいと考えています。
 また、浮体式洋上風力発電や久慈港の基地港湾化、スタートアップ都市の実現、新しい時代の産業振興、デジタル技術の社会実装などによる経済成長の可能性についても学びを深めていきます。

日々の活動

令和6年12月定例会議

会派代表質問からPick UP!

【関連質問した項目】
市民意見の把握について、市職員の担当業務等に対する意向調査について、財政健全化に向けた取り組みについて(不要不急の事務事業の選別、市有財産の売却及び利活用、公共施設の整理合理化、ふるさと納税の強化、補助金・負担金の整理合理化、人件費削減目標、公共事業の圧縮)、行財政改革の推進について

行財政改革の実行には、市民へ明確なビジョンを示すことが必要!

 財政健全化に向けた取り組みを強化するうえで、市民に明確なビジョンを示す行財政改革プランの策定を提案しました。市は「洋上風力発電事業や企業誘致など成長戦略を進めるとともに、3年間で5.5 億円の削減を目指す。行財政改革プランについては現時点で考えを持ち合わせていない」とのこと。引き続き、久慈市の持続可能な行財政運営を目指し、市民のみなさんに未来への夢と希望を届けるため取り組んでいきます。

未来への責任! 持続可能な財政運営へ!

このままいけば令和11 年には財政収支の均衡が赤字に転落するという予測を踏まえ、不要不急の事業を見直し、具体的な評価指標を設定することで透明性を確保する必要性などを訴えました。市は「事業の選択と集中を進める中で、総合計画に基づき政策的な判断を行っている。市民の意見と施策の方向性が一致していくことが必要と考えている」とのこと。引き続き、次世代に負担を残さない持続可能な財政運営を実現するための具体的な施策に取り組んでいきます。

ふるさと納税で久慈市を全国にPR!

久慈市の返礼品が魅力的である一方、寄附者をリピーターとしてつなぎ止める仕組みの強化が必要だと提案しました。市は「久慈市の魅力や地域の歴史を発信しながら、ご寄付いただけるように取り組む」とのこと。久慈市の魅力を全国に広げることが地域経済の活性化につながるため、引き続き、ふるさと納税を通じて当市のファンを増やし、地元の魅力を発信する施策に取り組んでいきます。

市民生活を守りながら公共事業を見直す!

公共事業の圧縮が避けられない中、市民生活に直結するサービスへの影響を最小限に抑えていくため、具体的にどの事業分野を優先的に守っていくのかを問いました。市は「各事業の重要性を丁寧に精査し、教育や福祉など生活に欠かせない分野を最優先で守る」とのこと。引き続き、市民生活の安心を第一に考えつつ、効率的な事業運営とのバランスを考えながら、市民に寄り添った市民目線の政策提案を続けていきます。

市民の声をもっと身近に! デジタルの力で新しいつながりを!

市民の意見を集める方法が電話や窓口対応に偏っている現状では、若い世代や忙しい現役世代の声を十分に反映できていないのではないかと提起しました。デジタル目安箱の設置やLINE を活用した意見収集の仕組みを提案したところ、市は「デジタル技術の活用は非常に有効と認識している。他自治体の事例なども参考にしつつ、個人情報保護の徹底を前提に検討していきたい」とのこと。これを第一歩として、市民がもっと気軽に意見を届けられる環境の実現を目指して取り組んでいきます。

職員が輝く職場づくり! 意見を活かした市役所運営へ!

久慈市職員意向調査の回答率が56.7%にとどまっている点を指摘し、職員の声を反映するための仕組み強化を求めました。市は「職員の意見はできる限り反映し、課題には慎重に対応している」とのこと。私は、職員が安心して働ける環境をつくることで、市民サービスの向上にもつなげていきたいと考えます。職員一人ひとりの声をしっかり受け止め、市役所全体がさらに活気づくよう取り組んでいきます。

会派同僚議員が取り上げた 「各種質問に対する市の答弁概要」

水害対策の検証と課題

ポンプ場新設や河道掘削を実施。
避難者の少なさ等課題を認識し、マイタイムライン普及や地域防災力強化に努める。

久慈秋まつり

物価高騰による補助金の拡充や小中学生の参加者確保などが課題。
今後も機会を捉えて意見を伺っていきたい。

久慈川河川公園テニスコート

利用者は減少傾向。年度内の災害復旧工事契約を目指すが、令和7年6 月までは利用再開が困難。早期復旧を目指す。

防災行政無線の難聴地域解消

個別受信機を設置し、SNS やメールマガジンを活用して情報伝達に努めていく。

除雪対策

要望などをもとに業務改善を進めてきた。引き続き、除雪体制の維持及び担い手確保に取り組む。

道路修繕の計画

路面状況を巡視や市民からの情報提供で確認し、補修や舗装打ち換えを進めている。

市道二子小袖沢線(命の道) 「今後の整備は、財源や用地取得などが課題」

●整備進捗

災害時に県道野田長内線が通行止めになった場合の代替道路として重要視されている二子小袖沢線。現在は、舘石地区側から700 メートルの区間を改良整備中です。今年度末までに530 メートルを完了予定で、残り170 メートルも早期完了を目指していくとのことです。

●今後の取組

今後の整備については、平沢地区までの未整備区間(約4,000 メートル)に多額の費用が必要であるとともに土地の境界が未確定な箇所が多く、用地取得には相当の時間と費用を要することから、財源確保に向けた取り組みを継続しながら、待避所整備や部分的な拡張も併せて検討していくとのことです。
 引き続き、有事の際に路線全体として機能を発揮できるよう、財政状況にも配慮しながら、整備実現に向けて取り組んでいきます。

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